塚本道場・古河原がV 全日本極真空手女子シニア

塚本道場・古河原がV
全日本極真空手女子シニア
全国大会で初代王者となった古河原

 苫小牧市の空手道場、優至会塚本道場(塚本鉄兵代表)所属の古河原光沙=ジョイフィット24苫小牧柳町、ヨガインストラクター=が、1月に東京都内で開催された第1回オープントーナメント全日本極真空手道選手権大会の女子シニア(35~44歳)軽量級に出場。力を存分に発揮して初代王者になった。古河原は「第1回大会を優勝することができとてもうれしい」と喜びを語った。

 4人のトーナメント戦で競った同階級。初戦は蹴り技がうまくて強い選手―と実力者を相手に「苦手なタイプなので、良い蹴りをもらわないように意識して臨んだ」と対策を重ねて挑んだ。しかし、想定以上に相手の戦法に苦戦。試合途中でセコンドにいた同道場の塚本代表から「回り込みをもっと使え」と指示を受け、フットワークを駆使して相手の背後から攻撃を繰り出して判定の勝利を収めた。

 決勝の相手は突きが得意な選手で、試合会場で分析。1回戦同様、セコンドから届く声に耳を傾けながら回り込みをうまく使い分け、上下の技の繰り出しで判定の末に勝利した。

 8年ほど前に競技を始め、日々稽古に打ち込んだ。競技を始めた当初は、大会出場も1回戦で敗れることが続き「道場のみんなの表彰台に上がる姿がとてもうらやましかった」。稽古での教えを徹底しながら努力を重ねた。成績が伸び出したきっかけは「セコンドの指示を徹底して戦うようになってから。自分一人でやっているわけではなく、周りに支えられて今の自分がいる」と感謝を口にした。

 今後に向けて「蹴りが得意な相手が苦手。相手との距離感や技を見切って、ガードを強く固めて対応できるようにしていきたい。世界大会を目標に道場のみんなとまた稽古に全力で臨んでいく」と意気込みを語った。

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