函館税関千歳税関支署がまとめた2022年の新千歳空港の貿易概況によると、輸出入総額は前年比5・9%減の267億2300万円だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響が続き、魚介類の輸出などが低迷したことにより、2年ぶりに前年実績を下回り、3年連続で300億円を下回った。
輸出は前年比9%減の198億6700万円で、2年ぶりに前年実績を下回った。輸出の約4割を占める魚介類および同調製品が同28%減の79億3600万円と振るわず、特に中国向けの活ホタテ、香港向けの乾燥ナマコや塩蔵ナマコが激減した。航空機の輸出など「再輸出品」も同17・9%減の16億4200万円にとどまった
輸入は同4%増の68億5600万円で、2年連続のプラス。米国から航空機が入ったことで、輸送用機器は同2・1倍の10億6400万円。電気機器も同24・3%増の17億400万円と伸び、内訳はアメリカからの航行用無線機器が同2・1倍の2億7700万円、インドネシアからの可変抵抗器が同6倍の1億6300万円など。
過去10年間で輸出入総額が300億円を下回ったのは、コロナ禍が拡大した20年から。「コロナ前」の19年(728億3900万円)対比では63・3%減で、内訳は輸出が47・8%減、輸入が80・3%減。同支署は「魚介類の道産品輸出に大きな変化はないはずだが、コロナ禍で国際線定期便が運休している間に輸出入が他空港経由に振り替えられ、新千歳に戻り切っていないのでは」と分析する。
入国旅客数は、昨年7月に国際線定期便が再開したことで、前年比2万7616倍の13万8080人。入港機は同2・3倍の1032機で、うち旅客定期便は同10・1倍の760機だった。
















