日蓮宗大本山の正中山法華経寺=千葉県市川市=で100日間に及ぶ大荒行を耐え抜いた道内各寺の修行僧12人が17日、苫小牧市矢代町の安立寺で帰山奉告式を行った。参拝客が見守る中、一行は寒空の下で冷水をかぶる水行などを通じ、厳しい修行の成果を披露した。
全国から100人超の僧侶が集まり、厳格な規則に沿って11月1日から翌年2月10日まで寺ごもりする大荒行。食事はかゆで連日、水行や読経を繰り返す過酷な修行生活を送る。
この日、安立寺に姿を見せた12人は皆、頬がこけ、ひげを濃くしており、風貌からも修行の過酷さが垣間見えた。ふんどし姿で一斉に掛け声を上げ、おけですくった寒水を何度もかぶり、身を清めた後、白い衣装に着替え、本堂で力強く祈祷(きとう)に励んだ。
水行を初めて見たという市内宮前町の三上美栄子さん(85)は「こんな寒い中で水を浴び、大変な修行だったと思う」と涙を流し、手を合わせていた。
安立寺から16年ぶりに臨んだ前田智教副住職(25)は「のどがつぶれ、体重もかなり落ち、大変な修行だったが待ってくれている人のことを思い、耐えられた」と周囲への感謝を口にした。
一行は3月上旬まで、むかわ町の静光寺などそれぞれが所属する道内の各寺を巡礼し、帰山式を行う。
















