オホーツク沿岸浸水総面積4942ヘクタール 道防災会議専門部会が津波想定承認

オホーツク沿岸浸水総面積4942ヘクタール
道防災会議専門部会が津波想定承認
オホーツク海沿岸の津波浸水シミュレーションを承認した地震専門委員会

 北海道防災会議の地震火山対策部会地震専門委員会(委員長・岡田成幸北大広域複合災害研究センター客員教授)が20日、札幌市内で開かれた。ワーキンググループ(WG)がオホーツク海沿岸を震源とする最大クラスの地震を想定した津波浸水シミュレーションを報告し、委員会として承認した。

 設定範囲は宗谷岬から知床岬までの13市町村で延長は約415キロ。海岸線の最大津波高の想定はオホーツク管内は雄武町が10メートルで最も高く、興部町が9・3メートル、紋別市が7・9メートル。宗谷管内は枝幸町が9・2メートル、稚内市が7・6メートル。市町村の最大浸水総底面積は宗谷管内の猿払村が697ヘクタール、次いで紋別市が594ヘクタール。13市町村合計で4942ヘクタールとなった。

 ワーキンググループ座長の谷岡勇市郎・北大大学院理学研究院教授は「オホーツク海沿岸は太平洋側に比べ津波対策の意識が低い。シミュレーションを契機にもう一度、津波対策を見直して命を救う避難訓練を充実させていただきたい」と述べた。

 今回の津波浸水シミュレーションの結果を受け、オホーツクの沿岸市町村は津波ハザードマップの策定や住民の避難方法の検討、市町村防災計画の改定が必要。道は災害警戒指定区域の指定や減災目標の策定に向けて取り組みを進める。

 道は既に日本海側と太平洋沿岸のシミュレーションを公表しており、今回のオホーツク海で道内沿岸のシミュレーションは完了する。

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