北海道経済産業局は、2月の道内経済概況を発表した。総括判断は「持ち直しの動きに弱さが見られる」とし、8カ月連続で据え置いた。先行きについては、新型コロナウイルス感染症の影響、国際経済の動向などを「十分注視する必要がある」としている。
昨年12月の経済指標を中心に、今年1月以降の企業・団体へのヒアリングを加味して判断した。
主要項目別で生産活動は、2カ月連続で「弱い動きとなっている」と判断した。昨年12月の鉱工業生産が前月比1・3%減と2カ月連続で低下したため。鉄鋼業など8業種が低下し、一般機械工業など7業種が上昇している。
個人消費も2カ月連続で「緩やかに持ち直している」と判断した。昨年12月の個人消費で家電大型専門店を除く他の6業態が前年を上回ったため。企業からは「高級ブランド品などの高額商品が引き続き好調に推移しており、売り上げ全体をけん引している。インバウンド(訪日外国人旅行者)販売額も回復傾向が続いている」(百貨店)との声が上がっている。
観光は3カ月連続で「緩やかに改善している」と判断した。昨年12月の来道客数が前年同月比20・4%増となり、14カ月連続で前年を上回ったため。ヒアリングでは「12月は全国旅行支援の効果もあり、国内観光客の入り込みが好調だったことに加え、東アジアや東南アジアからの個人客や団体ツアー客も増えた。1月もコロナ禍前には及ばないが、春節時期のアジア圏からの観光客やスキー目的の欧米人が多く見られた」(観光協会)との指摘が出ている。
この他、公共工事、住宅建設、民間設備投資、雇用動向の4項目も前月から判断を据え置いた。
















