子育て支援団体苫小牧ネウボラは苫小牧市末広町に活動拠点を置き、子育て世帯の相談に応じたり、食品や日用品を提供したりしている。光熱費や物価高騰で困窮する世帯も目立ち始め、全国組織から寄贈された化粧品やシャンプー、ハンドクリームなども配布中。五嶋耀祥(ひな)代表は「実家を頼るような気持ちで気軽に利用してもらえれば」と話している。
「ネウボラ」は妊娠期から切れ目無く子育て世帯に寄り添い、支えるフィンランドの制度。苫小牧ネウボラは毎週月・木曜の午前11時~午後2時、末広町3の大東末広ビル3階に設けた事務所で活動している。利用には原則、公式ラインへの登録が必要。昨年5月の立ち上げからの登録者は約70人に上る。
事務所にはファミリー支援INV協会の認定を受けたファミリー支援員が常駐し、子育て中の親が抱えるさまざまな悩みに耳を傾ける。乳幼児のおもちゃや小型遊具も置き、相談しながら子どもを遊ばせることも可能だ。
また、子育て支援に取り組む全国組織を通じて提供された食品を必要な世帯に配布する取り組みも行っている。事情があって事務所まで取りに来られない家庭には宅配もしている。
最近は物価高で家計が苦しく、提供品を受け取り胸をなで下ろす人も多いという。五嶋さんは「家族優先で自分は後回し、という女性も少なくない。化粧品の詰め合わせなどもあるので、少しでもほっとする時間を過ごしてもらえれば」と話している。
五嶋さんは、全てを1人でこなさなければならない「ワンオペ育児」に苦しんだ経験からネウボラの普及を目指し、2015年にNPO北海道ネウボラ(札幌市)を設立。出身地の苫小牧にも取り組みを広げようと昨年5月、苫小牧ネウボラを立ち上げた。
問い合わせ、利用の申し込みは公式ラインから。



















