小5は全国平均超え 22年度の体力テスト結果 苫小牧

小5は全国平均超え
22年度の体力テスト結果 苫小牧

 苫小牧市教育委員会は、市内の小学5年生と中学2年生を対象にした2022年度の全国体力・運動能力、運動習慣等調査(全国体力テスト)の結果をまとめた。前年度に続き、全種目の合計は小学校が男女共に全国平均を上回ったが、中学校はいずれも下回った。

 市内児童生徒の全国における相対的な位置付けを示そう―と、21年度から市独自に体力合計点(T得点)を算出し公表している。全国平均の50点に対し、今年のT得点は、小5男子が前年度比0・8ポイント減の51・4点、女子が同0・8ポイント減の51・5点。中2は男子が前年度と同じ48・1点で、女子は0・3ポイント増の47・8点だった。

 小5男子は全8種目のうち、50メートル走と立ち幅跳び、ソフトボール投げを除く5種目、女子は20メートルシャトルランと50メートル走を除く6種目で全国平均を超える好成績だった。中2は男子が3種目で全国平均を上回ったが、女子は一つもなかった。

 前年度と比較すると、小5は男女ともに握力と長座体前屈の記録が上昇したが、20メートルシャトルラン、立ち幅跳びなどが低下。中2男女は20メートルシャトルランが上がったが、持久走は男子で7・61秒、女子は13・65秒下がった。

 市は「小学校は中休みや昼休みがあり、体力づくりを行う学校が多いが、中学校は中休みがないなど体力づくりに割く時間が取りづらい」、「コロナ禍で部活動が制限され、持久力の低下に影響したのでは」と分析。今後も、小中学校の体育教諭に向け研修会を実施するとともに「各学校を通じ、子どもたちへの日常的な体力づくりを進めるよう呼び掛ける」としている。

 このほか、体力テストに合わせて行った生活調査では、肥満傾向の児童生徒が年々増えているほか、1日の睡眠時間も小5男子を除いて減少傾向にあることが分かった。テレビやスマートフォンなど映像を視聴する時間が2時間以上と答えた児童生徒も目立ち、中でも小5女子は全国平均を11ポイントも上回った。市は「映像を見る時間の増加により、睡眠時間が圧迫されている可能性がある」と指摘。「時間の使い方を見直すよう各家庭にも伝えたい」と話した。

 体力テストは、文部科学省が08年度から実施しており、種目は握力、上体起こし、50メートル走など計8種目。中学生はシャトルランと持久走のいずれかを選択した。調査は昨年4~7月で、市内から39校2714人が参加した。

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