家庭ごみ戸別収集 85歳以上の世帯対象に 24年度から

家庭ごみ戸別収集 85歳以上の世帯対象に 24年度から

 苫小牧市は家庭ごみ戸別収集について2024年度から、モデル地区以外でも対象者を絞って実施する方針だ。当面は戸建て住宅で暮らす85歳以上の単身世帯と2人暮らしの高齢者世帯に限定する。高齢市民のごみ出し作業の負担軽減を図るのが狙いで、対象者の段階的な拡大を目指す。

 22日の定例市議会代表質問で木村司氏(新緑)と池田謙次氏(公明)の質問に答えた。

 市環境衛生部によると、戸別収集を希望する場合、市への事前申請が必要となる。対象世帯数は最大1000世帯と見込んでいる。23年度は制度の周知を行い、24年度に申請の受け付けと戸別収集を開始する予定という。

 戸別収集は16年7月から、モデル地区を設けて試行。住民が自宅前にごみを入れた容器を置き、収集車の作業員が1軒ずつ回収する仕組みとしている。現在、14モデル地区のほか、ごみステーション設置が困難な地域なども含めて計約4500世帯で行っている。

 従来のステーション収集方式に比べて市民の負担が少なく、モデル地区の住民からは「高齢者に優しい」と好評。しかし、作業員の確保やコスト増など課題は多く、全市拡大も進まなかった。

 拡大の可能性を探ってきた市は収集事業者と協議し、市民の年齢や世帯のデータを踏まえ、対象者を絞ることで対応可能と判断。24年度からの実施に向けて今後、方法を具体的に検討する。市は「戸別収集の拡大は『ふくしのまちづくり』への第一歩。段階的に広げることを目指したい」としている。

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