北海道中小企業家同友会苫小牧支部(髙橋憲司支部長)は22日、2月例会を苫小牧市文化交流センターで開いた。経営指針の作成に取り組んだ企業の代表ら7人が報告し、会社として分かりやすい目標を示す必要性や、多くの仲間と語り合う大切さなどを伝えた。
今年度例会の締めくくりで、第14期経営指針研究会の報告会を兼ねた。研究会は毎年、1年間を通して自社の歴史や経営者自身の歩み、労働環境などを分析した上、経営理念や10年ビジョン、中期経営計画などを策定し、年度末に発表している。
電気工事業野田電気設備の野田泰正代表取締役は「コロナ禍で社内のモチベーションが下がっていることに危機感を覚えた」と振り返り、業界全体が人手不足に直面する中、「やりがいのある仕事を創出し、毎年1人以上を採用する」などを計画に掲げたことを説明した。
さらに経営指針作成の過程で会社の存在意義、従業員との対話の在り方など学ぶことが多かったことを明かし、「一人よがりで周りが見えていない弱さに気付いた。地元になくてはならない会社を目標とし、社内の『パートナー』と指針をブラッシュアップし、共有していく」と強調した。
情報サービス業モースの阿部和法代表取締役も今期、「経営の勉強をしっかりしたい」と研究会に参加。「どの部分が大切かいろんなカテゴリーを考えたが、従業員が幸せにならなければ意味がない。従業員が生き生きしないと、良いものは提供できない」と改めて実感したという。
その上で、ビジネスモデルを変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)のシステム開発などを通し、業績を飛躍的にアップさせるビジョンを描き「従業員と『一緒に頑張る』という雰囲気になった。ビジョンを共有することは大事」と述べた。
同支部は2023年度も「孤独からの脱却~ひとりで悩まない経営」などをテーマに、全12回の同研究会(年間2万5000円)を実施する予定だ。
















