苫小牧市は24日、市内のホテルで介護関連事業所を対象にした外国人材採用セミナーを開いた。昨年6月からグループホーム花縁(澄川町)で働くネパール出身のドング・クシさんや労務担当者らが座談会形式で、体験談を発表。クシさんは「日本で働くことに不安もあったけど、みんなが教えてくれるので大丈夫」などと話した。
オンラインを含め、約40人が参加。クシさんは来日前にも花縁の人事担当者とオンライン面談を重ねたことで新しい日本語の習得、安心感につながったと振り返った。
労務担当者は受け入れに掛かったコストや住居の手配、利用者、家族への周知など受け入れ前の準備について説明。当初は外国出身者の就労に不安を抱く利用者の家族もいたが、今では真心を込めた介護姿勢が高く評価されていると述べた。大澤薫総合施設長は「今後も外国人材を迎えていきたい」と語った。
このほか、パーソルキャリア地域外国人材定着事業部の多田盛弘部長が講演。2030年に国内で644万人の人手不足が見込まれていることに触れ、「企業戦略として外国人材をいつ、どのくらい採用するかを考えなければならない」と訴えた。
セミナーは厚生労働省による地域外国人材受け入れ・定着モデル事業の一環。事業を受託したパーソルキャリア(東京)が特定技能を持つ外国人材の採用や職場定着を後押ししており、花縁もこの事業を活用し、クシさんの採用に至った。
















