道内公立高校の一般入試(3月2日)が目前に迫り、苫小牧市内の学習塾では、中学3年生が追い込み学習に励んでいる。塾関係者は感染症対策にも万全の注意を払う。
北大学力増進会苫小牧本部(木場町)は「入試必勝ゼミ」などの直前対策講座を実施中。苫小牧東高校が第一志望という女子生徒は、過去の入試問題を繰り返しチェックし「残りの時間は、苦手な数学の復習などに充てたい」と語る。
今年の入試について、同会を運営する進学会(札幌)の南北海道ブロック代表、市川正平さん(50)は「自分の考えを説明したり、仮説を立てて検証したりする思考力や判断力を試される問題が増加するのでは」と予想。社会や理科は複数の資料から答えを導き出す記述式問題が出るとみて、生徒たちは同会が作成した入試予想問題を解くなどし、本番に備えている。
市内に4教室を展開するトランスクールの拓勇校(拓勇西町)は英語のリスニングや英作文に苦戦する生徒が多く、対策を強化。以前は得点源だった社会も難化傾向で地理や歴史的背景を理解した上、資料を読み解く問題が増えている点なども考慮し、追い込みをかける。苫小牧青翔中学校の北悠真さん(15)は「後悔のないように勉強を続けてきた。本番では自分の力を出し切りたい」と意気込む。
授業は対面とタブレットを活用したオンラインの2本立てで進める。岩崎裕樹校長(34)は「コロナのほか、インフルエンザの感染者も増えてきている」と指摘。マスク着用や教室の小まめな換気、消毒はもちろん、少しでも体調が悪い人には自宅から授業を受けてもらうなど感染予防を徹底させているという。
その上で、「今年の受験生は、中1の時からコロナ禍で学校行事が中止になるなど我慢を強いられた。受験を頑張り志望した高校で学校生活を楽しんでほしい」とエールを送る。
















