苫小牧市は、中心街再生プラン「苫小牧駅周辺ビジョン」の案をまとめた。ホテルやサイエンスパークなどで構成する複合ビルをシンボルとしたJR苫小牧駅南口前を中核に再開発し、苫小牧の顔にふさわしい魅力のある中心市街地を創出する。市は今年度内の策定を目指し、27日からビジョン案に対するパブリックコメント(意見公募)を始めた。
ビジョンの対象は、南北が苫小牧駅~市民文化ホール(2026年開設予定)付近、東西が王子製紙苫小牧工場付近~白鳥王子アリーナ付近で、半径約1キロのエリア。ここを中心市街地と位置付け、「駅前シンボル」「多世代・交流」といった11の機能別ゾーンを設け、歩いたり、自動運転バスなど交通移動手段を利用したりして回遊できるようにする。
再開発の中軸となる駅南口前には、駅舎と一体化したシンボル施設の複合ビルを整備。ホテルや科学センター機能のサイエンスパーク、商業・飲食店、観光案内所の「旅の駅」、多目的コンコース広場で構成する大型ビルを想定している。
駅前複合ビルの東側には、バスターミナル機能を持つ大型立体駐車場と、住居やオフィスなどで構成するビルを建設。南側にはタクシーや一般車の乗降場となる交通広場、サテライトキャンパスや教育サービス、まちなか交流センター・ココトマなどが入る「学び・交流」をコンセプトにした建物も配置する。
また、各ゾーンのうち、駅から市民文化ホールにかけた通りは「ウオーカブルゾーン」とし、歩きたくなるまち―を目指して市民交流やアート、イベントなどを楽しめる空間を創出。屋外スケートやキャンプなど季節のアウトドアを駅前で堪能できる「アクティブフィールドゾーン」、空きビルや空き店舗を再生して商業の活性化を図る「商業・にぎわいゾーン」なども案に盛り込んだ。
ビジョンに基づく再開発のスケジュールとして、23年度に具体的な整備方針を盛り込んだ事業計画を作成。24年度にも駅前再開発に必要な旧商業施設・苫小牧駅前プラザエガオの解体着手の目標も示した。
また、中心街活性化の方策を立案、推進する専門家組織「苫小牧アーバンデザインセンター(仮称)」の設立も検討するとした。
市未来創造戦略室の担当者は「ビジョンを整理して固めていき、具現化を目指したい」とし、3月9日の市議会総合開発特別委員会で案を説明する。パブリックコメントの方法や案の中身は市ホームページで確認できる。問い合わせは同室 電話0144(32)6229。
















