北海道博物館主催 企画テーマ展「湿地~自然と歴史」開幕

北海道博物館主催 企画テーマ展「湿地~自然と歴史」開幕
道内13カ所の登録湿地を紹介するコーナー

 北海道博物館主催の第20回企画テーマ展「もっと!あっちこっち湿地~自然と歴史をめぐる旅~」が25日に始まった。

 同博物館の前身、北海道開拓記念館の開館と、国際的な湿地の保全に関するラムサール条約が採択された1971年からほぼ半世紀にちなんで企画された。

 展示は「世界は湿地でつながっている」「湿地の生きものたち」「消えゆく石狩大湿地」「北海道あっちこっち湿地」の4章構成。標本と映像、体験型展示を通じて湿地の魅力が実感できる。ヒシクイやトキ、シマアオジ、タガメ、ダウリアチョウザメなど、北海道から姿を消したり、希少になったりしている生物に関する貴重な資料も展示されている。

 ラムサール条約関連では、湿原や沼、川、湖、干潟など全国で53カ所ある登録湿地のうち、道内には国内最大規模の釧路湿原など13カ所ある。一方でかつて日本最大規模だった石狩大湿地(釧路湿地の3倍)は明治以降の開拓で99・9%が失われている。

 同館の表渓太学芸員は、湿地は水鳥の生息地(繁殖地、休息地)としても重要と指摘し「湿地の環境はあまり知られていない。展示や体験を通じて動植物の多様性を感じてもらえれば。湿地にも足を運んでほしい」と話している。

 企画展は5月28日まで。

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