2022年度苫小牧市美術博物館大学講座では、卒業式の前に最終講座が開かれ、受講生約80人が書道の楽しみ方について学んだ。
講師は同館の沖津かんな主任学芸員。「書」には読めなければいけないというイメージがあるが、「習字は文字を正しく、美しく書く練習。書道は毛筆で書の美を表そうとする芸術」と説明。書道には書き順があるので作者の時間を追体験でき、筆の動かし方で緩急のリズムも付けられるため「音楽に似ている」と話した。
楷書や篆書といった五つの書体や、苫小牧で活躍した作家の書作品も紹介。鑑賞ポイントを伝え、「バランスや余白に注目するのも面白い。鑑賞方法に正解はない」と呼び掛けた。
市北光町の無職男性(63)は「書道は学校で習ったぐらい。最初に何て読むのだろうと思ってしまうが、芸術と聞き、いろんな楽しみ方ができると知った」と話していた。
















