苫小牧ジュニア体操クラブは2月23日、苫小牧市総合体育館で体験会を開いた。4歳から小学2年までの男女17人が参加。クラブ指導者や所属選手の手ほどきを受けながら、さまざまな体操器具に触れ競技の楽しさを味わった。
会場には跳び箱、鉄棒、平均台、マット、トランポリンが設置された。参加者たちは年代別の4班に分かれマットで開脚前・後転、鉄棒で逆上がりや後ろ回り、平均台で横歩行から飛び降り着地などに次々チャレンジした。
尾関菫さん(北光小1年)は「トランポリンは楽しかったけど、平均台が難しかった」と言う。苫小牧ジュニア選手の華麗な手本披露などに目を丸くしながら「体操に興味を持った」と笑顔を見せた。
1980年に苫小牧体操連盟主導で創設された苫小牧ジュニア。ピーク時は60人以上の選手が在籍したもののスポーツの多様化や少子化、新型コロナウイルスの影響で現在は21人にまで大きく落ち込んでいる。
選手減少に歯止めをかけようと昨年から始めた体験会。今回は初開催時よりも3倍近い参加者が訪れ「びっくりした」と苫小牧ジュニアの瀬林あゆみ副代表。「たくさんの子どもたちに体操に触れてもらい、本当にうれしい」と喜ぶ。
今後も地道な周知活動をしていくのはもちろん「まずは体操の楽しさを伝えられるクラブになっていきたい」と思いを語った。
苫小牧ジュニアでは随時、クラブ練習の見学、体験を受け付けている。市総合体育館で毎週火曜、木曜の午後6時から同8時15分まで。問い合わせは瀬林副代表 携帯電話090(6876)1379。




















