難しい言葉

難しい言葉

 SDGs(エスディージーズ)にDX(デジタルトランスフォーメーション)。最近、新聞でもよく使われる言葉だ。ローマ字表記が一層、分かりにくくしていて、いろいろな説明を読んでもなかなか胸にストンと落ちてこない。

 SDGsは持続可能な開発目標と訳されるが、これだけではイメージが湧かない。世界のリーダーが集まって決めた国際社会共通の目標のことだという。目標は2030年までにエネルギーや気候変動など17項目で構成されている。例えばペットボトルのリサイクルも、まちづくりなど三つの目標に関わる取り組みだ。ただ、記事を書くときにいちいち詳しい説明はできないので、簡単な文章で終わってしまう。読者にきちんと意味が通じているのかと考えてしまう。

 これがDXだとなおややこしい。デジタルの技術を社会に浸透させながら、今よりも良い生活を目指すという。言葉では理解できても、具体的な絵が目に浮かぶような表現は見当たらない。

 時代の変化で新しい取り組みがすごいスピードで進む。新聞は限られた紙幅の中でも、きちんと分かりやすく伝えられているのだろうか。スマートフォンでさえ機能の少ししか使いこなせていない昭和世代。追い付くのはつらい。(昭)

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