反省は

反省は

 本紙最終面の天気欄によると、きょうの苫小牧の日の出は午前6時6分、日没は午後5時26分。昼の時間が長くなり暖かい日も増え、いよいよ春。雪の上にヒヨドリの姿が見え、「北への渡りはまだ早いのに」と心配したが取り越し苦労。季節を読む野鳥の目に間違いはない。

 春になれば―と遊びのあれこれを指を折って数え、土が顔を出し、乾くのを待つのは子どもだけではない。大人も、雪や氷が解けるのを待ち続けている。楽しみの一つは自動車での遠出だ。スリップの心配をせずに、目的地を自由に変更しながら車を走らせる楽しさは格別だ。

 ただし、油断は禁物。75歳以上の高齢の運転者の起こした死亡事故は昨年、379件に上り死亡事故全体の16・7%を占めた。警察庁のまとめでは免許人口10万人当たりの死亡事故は5・7件。75歳未満の2・5件の2倍以上になった。原因はハンドル操作の誤りやブレーキとアクセルの踏み間違いが多い。1日には大阪市で71歳男性の乗用車が国道を逆走し歩道を歩いていた75歳と86歳の女性をはねて命を奪った。くしゃみをした後、気が遠くなったと供述しているそうだ。

 後期高齢の数歩手前で物損事故を起こし一大決心。車を手放してから1年2カ月が過ぎた。反省はまだまだ続く。(水)

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