無所属新人同士の一騎打ちとなった白老町長選は5日、町内9カ所で投票が行われ、即日開票の結果、前町企画財政課長の大塩英男氏(51)が4715票を獲得し、前町議の広地紀彰氏(49)に1441票の差を付けて初当選を果たした。29年の豊富な行政経験をアピールした大塩氏は、出馬表明が告示まで1カ月余りの1月下旬と、出遅れ感があったものの、経済界など保守層を中心に手堅く票を集めた。一方、3期11年の町議活動の実績を訴えつつ、草の根運動に徹した広地氏は一定の支持を得たが、及ばなかった。町長選では2011年10月以来となった選挙戦の投票率は前回の73・94%を大幅に下回る57・81%と、過去最低を更新した。
午後9時45分ごろ、大塩氏の当選確実の報が入った選挙事務所では、集まった約100人の支持者から大きな歓声が上がった。その後、姿を現した大塩氏は拍手で迎えられ、万歳三唱で初当選を祝った。
選挙スタッフから花束を受け取り、目を潤ませながら「私だけの勝利でなく皆さんの勝利。短い期間で支えてくださった恩返しができた」と支援への感謝の言葉を述べた。さらに「今、スタートラインに立った。町民との約束を果たしていきたい」と強調し、「人口減少やコロナによる地域経済の減速など町の課題は多い。共感広がる信頼のまちづくりを町政運営の基本方針に、皆さんと手を取り合って確実に課題の解決を進める」と力を込めた。
選挙事務所には、小笠原春一登別市長や胆振管内の6町長らも駆け付け、喜びを分かち合った。
大塩氏は、出馬表明時期の出遅れや知名度不足の懸念材料はあったものの、税務や財政など長年の町政経験を重視した企業、団体の支援で組織戦を展開。移住定住の促進や子育て支援の充実、防災強化、地域経済活性化など幅広く政策を訴え、浮動票も取り込んだ。7日に初登庁し、町選挙管理委員会から当選証書を受け取る。
白老町長選開票結果 (確定)
当 4,715 大塩 英男(無・新)
3,274 広地 紀彰(無・新)
▽有効票7,989 ▽無効票113
▽持ち帰り等0
















