アイヌ遺骨早期返還へ調整 豪博物館保管の4体

アイヌ遺骨早期返還へ調整 豪博物館保管の4体

 アイヌ施策を担当する岡田直樹沖縄・北方担当相は7日の記者会見で、オーストラリアの博物館が保管するアイヌ民族の遺骨の返還について、「豪政府や博物館、関係するアイヌの方々と調整を進めている。速やかな実現に向けて取り組む」と述べた。

 岡田氏によると、二つの博物館が計4体の遺骨を保管している。2017年にこうした事実が分かり、日豪両政府間で交渉が始まった。豪側は返還の意向を示している。

 アイヌ民族の遺骨を巡っては、明治から昭和にかけて国内の大学などが研究資料として各地から収集。不適切な手法で入手したり、保管したりしていたことが問題になっていた。人類学などの研究で海外にも持ち出され、17年にドイツの学術団体が日本へ返還するケースもあった。

 国内の12大学で保管されていた遺骨は、白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)・慰霊施設に納骨している。岸田文雄首相は1月の国会で、遺骨について「(遺族などへの)返還を進めるとともに、直ちに返還できない遺骨は適切な返還先が確定するまで、ウポポイの慰霊施設で適切な管理を行う」と述べた。

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