胆振教育局は7日、苫小牧市沼ノ端中央の沼ノ端コミュニティセンターで「児童虐待防止に向けて地域で家庭教育支援を考える研修会」を開いた。オンライン参加も含め、保護者や教師など32人が参加した。
総合型地域スポーツクラブとまこまい・あそび塾の島崎鶴松クラブマネージャー(76)が、室蘭児童相談所苫小牧分室が対応した児童虐待件数の新聞記事を見て、児童虐待防止のため研修会を開けないかと同局に提案した。札幌市に拠点を持つNPO法人「北海道CAP(子どもへの暴力防止)をすすめる会」の木村里美理事長が「児童虐待等の解決に向けてできること~地域住民の見守りをとおして~」の演題で講演した。
木村理事長は子どもが暴力の被害に遭うリスクについて「力がなく、知識も乏しく孤立している」と原因を挙げ、子どもたちには「~してはいけない」という危険防止教育ではなく「安心して自信を持って自由に生きていけると教えている」と話した。また、「挑発的、攻撃的な言動や感情表現が乏しいなどは虐待のサイン」と指摘し、「サインを示す子どもの話に耳を傾けることが重要だ」と力を込めた。
最後に「大人の『時に体罰は必要』という考え方が無くならない限り児童虐待も無くならない。『体罰は必要ない』との視点に立ち、ストレスの原因を考えたり、人に相談することも対応策となる」と締めくくった。
講演の後、苫小牧沼ノ端小の吉岡ゆかり校長、市健康こども部こども相談課の齋藤健巳課長、室蘭児童相談所苫小牧分室の横堀大元主幹が、各組織で児童虐待を防ぐために意識していることを発表した。
中学1年の長男と小学4年の長女を育てる市三光町のパート従業員髙谷梨沙さん(41)は「子どもに対する伝え方を学べた。子どもを心配して禁止の言葉を使っていたので、今後は肯定の言葉で伝えていきたい」と話していた。
















