脱マスク、どうする? 着用緩和へ苫小牧市民は慎重

脱マスク、どうする?
着用緩和へ苫小牧市民は慎重

 13日から新型コロナウイルス対策としてのマスクの着用が、個人の判断に委ねられる。苫小牧市内でもこの3年間で着用の習慣が浸透し、対応に迷う市民は少なくなく、「周りの状況を見て着脱を判断する」といった声が根強い。飲食店など接客機会が多いサービス業は客に着用を求めない一方、社員には引き続き着けてもらうところが目立つ。

■高校・大学生、主婦

 「みんなが外すなら(自分も)外すけれど、ずっと着けてきたので抵抗がある」と語るのは、苫小牧西高校2年の藤野心音さん(17)。「マスク自体が洋服やファッションの一部のようになっており、ノーマスクだと裸で外出しているみたいで恥ずかしい」と打ち明ける。

 北光町の大学生及川尚哉さん(20)は「マスクは自分がかかったとき、人にうつさないための道具。着けて生活し続けると免疫力が低下する」と着用ルール緩和を喜びながら「外していいと言われても、日本人は人の目が気になる」と指摘。自身も「人がいるときは着け、いない場所で外すことになりそう。マスクは常時持ち歩くことになる」と述べた。

 もえぎ町の主婦武部聖子さん(55)は「基本的には外すが、店やバスなど人が集まる所では着ける。正直もう外したいが、周りを見て着用している人が多ければそれに倣うつもり。(コロナの感染症法上の位置付けが)5類に引き下げられたら場所を問わず外すと思う」と話した。

■会社員、バス運転手

 のぞみ町の会社員仲山佳吾さん(37)は「会社が着用を推奨しており、屋内外問わず着用し続ける。コロナが無くなったわけではないので、今まで通りの対策を取りたい」と冷静だ。

 「緩和は望ましい」と歓迎するウトナイ北のバス運転手門村康弘さん(56)も「会社は社員の判断に委ねているが大勢の客を乗せる仕事なので、業務中はしばらく着けて様子を見る」と言う。

■店舗

 日吉町の飲食店「ダンディライオン」は調理や配膳などの業務上、スタッフは着用を継続するが、来店客に関しては「個々人に判断してもらう。店側からマスクについてアナウンスすることはない」(西村静枝オーナー)。

 美原町在住の自動車ディーラー店長吉原貴久さん(39)は「基本的には社員の自主判断だが顧客に配慮し、しばらくは全員着けて接客に当たることになりそう」と語る。

■イベント

 元中野のレンタルスペース「ちいさなしあわせ」は16、17両日に市民活動センターで主催する手作り雑貨イベント「スプリングマーケット」で出店者、来場者ともにマスク着用の協力を呼び掛ける考え。不特定多数の人が集まるイベントという点を考慮し、「安心して参加できるよう、基本的にこれまでと同じような対策を講じたい」(松本智美店主)としている。

■教室

 まちなか交流センター・ココトマ(表町)などを拠点に活動する「絵手紙スマイル苫小牧」の代表井田恵理子さん(69)は指導者として会員に話し掛ける場面が多く、自身は着用を続ける考え。「不安を感じる人にも着けて参加してもらえれば」と話す。

 住吉コミュニティセンター(住吉町)の子ども絵画クラブなどで講師を務める明徳町の工藤幸俊さん(74)も「指導する際は距離が近くなるので、自身はもちろん生徒にも着けてもらう。コミセンや学校から新たなマスク着用の基準が示されればそれに従いたい」と述べた。

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