東京商工リサーチ北海道支社は、2023年度道内企業の賃上げ調査結果を発表した。23年の春闘で賃上げを予定している企業は83・3%に上った。22年度に賃上げを実施した企業(84%)より0・7ポイント下回ったが、2年連続で80%台に乗せている。
賃上げを実施する企業の規模別では、大企業が89・5%で中小企業は82・7%。6・8ポイントの差がついた。道内でも中小企業の賃上げ実施率の引き上げが課題となっている。
賃上げを実施する企業の産業別では「農・林・漁・鉱業」と「情報通信業」が100%でトップ。これに「製造業」(97・1%)、「運輸業」(90・9%)が続いた。
賃上げ率については、「2%以上3%未満」と「3%以上4%未満」(共に25%)が最も多い。連合が春闘で目標に掲げる「5%以上」の賃上げを予定している企業は24・1%にとどまった。
賃上げの内容(複数回答)では、「定期昇給」が72・9%で最多。以下、「ベースアップ」(45・8%)、「賞与(一時金)の増額」(37・9%)の順。
賃上げを実施する理由(複数回答)では、「人材を確保するため」が67%でトップ。これに「最低賃金の上昇に合わせて」(42・9%)が続いた。
賃上げを実施する上で必要なこと(複数回答)では、「製品・サービス単価の値上げ」が71・4%で最多だった。
一方、賃上げを実施しない企業の理由(複数回答)では、「原材料価格が高騰しているため」と「コスト増加分を十分に価格転嫁できていないため」が共に50%を占めて、最多となった。
調査は2月1~8日にインターネットで実施。道内企業247社から有効回答を得て、分析した。
















