道知事選(23日告示、4月9日投開票)の告示まで1週間に迫った。無所属現職の鈴木直道氏(42)=自民党、公明党、新党大地推薦=の陣営では、10日に大規模な総決起大会を開催し再選へ向け上昇気流。無所属新人の池田真紀氏(50)=立憲民主党推薦、国民民主党道連、共産党道委、社民党道連支持=は13日に詳細な政策を発表し、陣営では22日に大規模な総決起集会を予定している。今春の統一地方選の知事選では、全国でも数少ない与野党対決型の選挙戦。残り7日間、両陣営とも地上戦、空中戦を活発化させ、告示へなだれ込む。
■鈴木陣営
「道民の生活を守るため、道政に1秒たりとも空白をつくるわけにはいかない」
後援会「活力あふれる北海道の未来を実現する会」(似鳥昭雄会長)が札幌市内で開いた総決起大会。約1700人の支持者を前に、鈴木氏は力を込めた。
1月28日に正式に再選出馬を表明以降、現職知事としての公務をこなしながら、地方の会合にも積極的に出席。全道各地に張り巡らせた後援会組織と自民党道連(伊東良孝会長)の地方組織が連動。分厚い組織選挙を展開している。
鈴木氏は1月28日に「直向(ひたむ)きに、北海道を前へ」をキャッチフレーズとする8項目の基本政策を発表しているが、今週末にもこれに肉付けした詳細な政策を記者会見で発表する見通しだ。
圧倒的な知名度の高さから、現職優位の下馬評について陣営では上滑りを強く警戒。「最後まで手綱を緩めない」(自民道連幹部)。高橋道政から5期、20年続く保守道政の継続を訴えて、選挙戦本番へ向かう。
■池田陣営
「一部の人だけでなく、全ての道民に還元していくのが政治の役割。人への投資、地方重視を訴える」
札幌市内で政策を発表した13日の記者会見。今知事選の争点について、池田氏はこう表現した。
10日の連合北海道(杉山元会長)の総決起集会でも「今、北海道は大変なことになっている。地方から悲鳴しか私には聞こえてこない」と声を振り絞った。札幌一極集中に歯止めがかからず、人口流出など疲弊する地方の惨状を訴える。
4者会議(立憲民主党道連、国民民主党道連、連合北海道、北海道農民政治力会議)の出馬要請を受けたのは1月29日、要請を受諾し、出馬表明したのは2月4日。選対本部の事務所が立ち上がったのは同18日。全道遊説を始動させてまだ3週間余り。超短期決戦でここまで駆け抜けてきた。
政策のタイトルは「誰ひとり置いてきぼりにしない、あたたかい道政へ」。道内各地の立憲、連合の地方組織をフル回転。20年ぶりに保守から道政奪還を狙う。
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知事選には、門別芳夫氏(61)、みくま氏(35)、和田貴志氏(52)のいずれも無所属新人の3人も出馬を表明している。



















