校則の項目を集約へ 生徒会やPTAが意見交換 早来中

校則の項目を集約へ 生徒会やPTAが意見交換 早来中
早来学園での校則について話し合った委員会

 安平町の早来中学校(山田誠一校長)は15日、生徒会、教員、保護者などでつくる校則改定委員会を開いた。この春、早来地区に開校する小中一貫の義務教育学校「早来学園」での頭髪や身だしなみについて話し合った。

 早来学園が最重要方針に「子どもにやさしい学校」を掲げていることを受け、同中学校は子どもが参画し、意見交換や議論ができる場として同委員会を設置。現代社会の状勢を反映させた校則となるよう、これまで各学級で検討し意見を集約してきた。

 同委員会では、男女で違う前髪の長さの基準をなくすことや、髪型や髪留めについて「学習に支障を来さず、安全面で問題がなければいいのでは」との声が多かった。服装に関しては、ジャージー登校と制服登校についてさまざまな意見が出た。靴下の色やハーフパンツを着用する時に関しては「基準を考えていければ」とした。

 同委員会は17日も開き、2日間の意見を取りまとめて学校長に答申した後、職員会議を経て今月下旬に校則が決定する見通し。生徒会長の鈴木仁さん(14)=2年=は「ずっと続くものなので、今だけでなく未来を見据えてルールなどを考えていきたい。できるだけ多くの声を取り入れ、みんなが納得するものをつくっていけたら」と話していた。

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