苫小牧市美術博物館の企画展「生誕100年記念 能登正智(のとまさとし)展」が12日閉幕し、期間中の来館者数は1928人だった。昭和~平成に苫小牧を拠点に活動した画家、能登氏の作品約130点を展示。立石絵梨子学芸員は「能登さんを知らなかったけれど好きになったという声も聞かれた」と語った。
稚内市出身の能登氏は、王子製紙に転職した1941年から苫小牧で生活し、油彩画やガラス絵、木版画など多彩な表現方法で、北の大地や人々への賛歌を想起させる作品を描いた。
会場には47年から2001年までの作品を4章に分けて並べ、2月中旬に行った絵画鑑賞会と学芸員が解説するスライドトークは、延べ36人が参加した。
来館者アンケートには、能登氏の独特な色彩「ウルトラマリンブルー」が印象的だったことや、版画を通して昔の苫小牧の街並みに触れることができたといった声があった。
目標の3000人には届かなかったが、藤原誠館長は「本州からも能登さんにゆかりのある人が駆け付けてくれた。改めて能登さんの人柄の良さを知る機会にもなった」と充実感をにじませた。
















