原油タンカー1000隻の節目 操業半世紀で達成出 光道製油所

外洋シーバースに着桟する1000隻目のタンカー「TANGO」

 苫小牧市真砂町の出光興産北海道製油所(山岸孝司所長)の外洋シーバースは、原油タンカーの受け入れが1000隻に到達した。1973年8月からの積み重ねで大台に乗り、17日に山岸所長らが訪船してセレモニーを行った。今年は操業50周年の節目とも重なり、山岸所長は「安全で安定したエネルギー供給を続ける」と決意を新たにした。

 シーバースは、大きな原油タンカーを海上で受け入れ、原油を安全に荷揚げする施設。製油所とは海底パイプラインで結んでいる。73年の操業開始に合わせ、苫小牧港・西港の沖合3キロ弱に総事業費50億円超で整備し、同年8月の「東光丸」が第1船。当時としては世界最大規模、最大28万トン級タンカーの着桟施設として始動した。

 同製油所が石油製品の精製能力を増強し、発展していく過程で、最大31万トン級のタンカーを係留できるよう施設を増強。現在は年間20隻超の原油タンカーが入り、主にサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)などの原油を輸入。荷揚げ量は累計2億5800万キロリットルに達する。

 1000隻目は日本郵船が所有し、出光タンカーが外航輸送する30万トン型タンカー「TANGO」(長さ333メートル、幅60メートル)。サウジ、UAEから原油33万6000キロリットルを運び、7日に西港に入港した。これまで悪天候もあったが、3回に分けて原油を荷揚げ。18日に出港する予定だ。

 17日は、関係者ら18人で記念品贈呈などのセレモニーを実施。山岸所長は「50年で1000隻目。北日本の石油の安定供給を担うことができた」と感慨無量の面持ちであいさつし、「カーボンニュートラルになっても石油は最も必要なエネルギーで、安全で安定に供給する」と強調。同船のパガドラ・フローラ船長は「偉大な功績の一部になれて光栄。次回2000隻目も携われるようまい進する」と安全操業を誓った。

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