東日本大震災 授業で学ぶ 苫小牧東中学校3年 「大切なもの奪い去った」

東日本大震災 授業で学ぶ 苫小牧東中学校3年 「大切なもの奪い去った」
3年生が被災地の映像に見入った授業

 苫小牧東中学校(五十嵐昭広校長)は14日、東日本大震災について学習する授業を同校体育館で行った。3年生97人が被災地の様子を伝える写真や映像などを見て、災害の恐ろしさを認識した。

 震災の被害を風化させないようにしよう―と3年生への最後の校長講話として授業を行った。

 五十嵐校長は初めに、大切なものと人を上から順に三つずつ書くように生徒に指示。その後、二つ目と三つ目を消すように伝えると生徒らは戸惑ったが、「大切なものを奪い去ったのが大震災」と語ると真剣な面持ちになった。それから建物が倒壊したまちや避難所の様子が分かる写真などを見せ、「苦しい時も誰かのせいにせず、困難を恨まないことが大切」「自分のことだけを考えず、他の人のことも考えて行動できる人になってほしい」と話した。

 さらに、卒業式直前に被災し、別の中学校に避難した中学生が卒業式に読んだ答辞を紹介。震災でクラスメートが全国各地に避難して離れ離れになり、いつか再会しよう―と残った生徒たちが思いを込めて作った合唱曲「群青」も聞かせ、生徒たちは歌詞を通じ、被災した中学生の気持ちを深く考えた。

 三浦里彩さん(15)は「当たり前のことに感謝して生きていきたいし、命を大切にしていこうと思った。高校に進学しても、きょうの話を忘れないようにしたい」と話した。

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