物価高や経済回復、課題山積 道知事選で苫小牧市民の声

物価高や経済回復、課題山積
道知事選で苫小牧市民の声
知事選立候補者の街頭演説に耳を傾ける人たち=23日午前9時40分ごろ、札幌市中央区

 統一地方選のトップを切って、道知事選が23日告示された。道政に望むことや、何を基準に投票するか、苫小牧市民に聞いた。

 北栄町の主婦橋本かなみさん(57)は「道民の暮らしに寄り添った政治ができ、道の未来を託せる人に投票したい。具体的には社会福祉に力を入れてくれる人が良い」と選択の条件を示した。20代の娘と息子がおり、「若者が暮らしやすくなるよう物価高騰対策なども期待している」と話す。

 新明町で会社を経営する長岡直人さん(42)も「コロナ禍のダメージが残っていて、急激なコスト高でも取引先に値上げを交渉するのは難しい。一方で、従業員の生活を守るため給与も上げなければならない」と苦労をにじませる。「現状にしっかり目を向けて行動する人を選びたい」と語った。

 川沿町の無職林明夫さん(75)は「コロナも収まってきたので、たくさんの観光客を呼び込んでほしい」と経済回復を第一に挙げる。「千歳市に半導体工場の建設も決まった。空いている土地への企業誘致にも力を入れ、経済活性化に頑張ってほしい」と述べた。

 大成町で地域食堂「アプリコットもぎもぎ~」を経営する茂木靖代さん(57)は「高齢者を中心に困り事を抱えている人が地域に増えている。きめ細かな支援が必要だ」と指摘する。公的支援制度が進む一方、情報が届かず支援につながらない人や制度のはざまで困っている人も潜在しているといい、「取り残される人を出さない道政を望む」と期待を込めた。

 中学から高校にかけての4年間、札幌市で暮らしたことがある青雲町の北洋大学1年石山旺樹さん(19)は「(札幌のように)飲食店の数や子どもたちが遊べる場所がもっと増えれば、地域がにぎやかになると思う」と話し、「道民の意見に耳を傾け、発信力のある人に投票したい」と初めての知事選に臨む考えを示した。

 澄川町の主婦工藤美恵さん(70)は、北電泊原発(後志管内泊村)の再稼働や札幌市が招致を目指す冬季五輪の問題を挙げ、「原発の再稼働は反対。五輪招致も再考してほしい。国の言いなりではなく、道民の声を聞く人に知事になってほしい」と述べた。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る