住宅地2年連続上昇 東部地区人気で波及 商業地27年連続下落 苫小牧市内公示地価

住宅地2年連続上昇 東部地区人気で波及 商業地27年連続下落 苫小牧市内公示地価
苫小牧市の住宅地で上昇率が最大だった新開町1付近

 国土交通省は22日、2023年公示地価を発表した。苫小牧市内の平均変動率は住宅地が1・5%増、商業地が1・1%減だった。住宅地は2年連続の上昇、商業地は27年連続の下落。住宅地は拓勇、北栄、ウトナイなど東部地区が人気で、周辺地域にも上昇効果が波及する一方、商業地は中心市街地の低迷が影響した。

 地価公示法に基づき国土交通省が公表する毎年1月1日時点の土地価格。1平方メートル当たりの平均価格は、住宅地(調査51地点)が前年比500円増の1万6600円、商業地(17地点)が同300円減の2万7300円、工業地(13地点)が増減なしの1万円で平均変動率は0・1%減。

 住宅地の上昇率は前年と比べて0・7ポイント拡大。上昇が10地点(前年比1増)、横ばいが30地点(同15増)、下落が11地点(同16減)。住宅地の最高値は商業施設イオンモール苫小牧近くの「柳町4の15」の3万8300円で、上昇率は9・4%(3300円)。変動率の最大は同町隣の「新開町1の4」で、上昇率18・6%(4400円)の2万8100円。

 公示調査を受託した不動産鑑定士のまとめによると、東部地区の人気が堅調なことに加え、同地区の地価上昇や宅地供給不足の影響で、これまで人気薄だった中心部から西部にも需要が流れ、下落から横ばいに転じた地点が多いという。

 商業地は、前年同様に上昇がなく、横ばいが7地点、下落が10地点。最高値は長らく空きビルになっている旧商業施設、苫小牧駅前プラザエガオ付近の「表町5の5」の4万5400円だが、下落率4%(1900円)と落ち込んだ。

 苫小牧市を除く東胆振4町は住宅地、商業地がいずれも下落した。平均価格と下落率は次の通り。

 【白老町】▽住宅地(11地点)5200円、2・9%▽商業地(1地点)1万6900円、4%【厚真町】▽住宅地(6地点)4800円、0・9%▽商業地(1地点)1万2300円、5・4%【安平町】▽住宅地(7地点)5000円、2・2%▽商業地(1地点)9800円、3・9%【むかわ町】▽住宅地(2地点)9400円、3・5%▽商業地(1地点)1万2600円、6・7%

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