道知事選 各党とも総力戦 唯一の与野党対決

鈴木直道氏と一緒に街頭に立った自民道連の伊東良孝会長(左)=23日、札幌市中央区

 4月9日の投開票へ向け道知事選が23日、スタートした。今回の統一地方選の9道府県の知事選では唯一、与野党対決型の選挙戦だ。戦後、北海道庁長官選挙を含め、これまでに19回行われ、主要政党の相乗りだった1999年を除き、自民系の候補が11勝、非自民系の候補が7勝の戦績。前回の2019年まで、自民系が5連勝している。

 初代民選長官(知事)は、1947年に当選した旧社会党公認で道庁出身の田中敏文氏。戦後初の保守道政誕生は、自民党衆院議員だった町村金五氏で59年に初当選した。町村氏が3期務め、後を継いだのが堂垣内尚弘氏で71年から83年まで3期、道政のかじ取り役を担った。堂垣内氏が勇退するまで6期24年間、保守道政が続いた。

 リベラル勢力の非自民系が巻き返したのは83年。全道に「勝手連旋風」が吹いて、旧社会党衆院議員だった横路孝弘氏が自民系候補との激戦を制して初当選。革新道政が復活した。横路氏は再選を果たした87年に211万票超の過去最多得票を記録したほか、3選の91年も205万票と大量得票。95年は横路道政を副知事として支えた堀達也氏が後継候補として出馬し、自民が推薦した旧社会党衆院議員を辞職した伊東秀子氏らを退けて初当選。99年は道知事選で初めて与野党相乗り選挙となり、共産を除く主要政党の推薦を受けた堀氏が再選を果たした。

 堀氏が3選出馬を断念した2003年は9人が出馬する乱立選挙となり、自民が推薦する元経産省官僚の高橋はるみ氏が旧民主などが推薦した鉢呂吉雄氏を6万票差で破り、初当選して保守道政が復活。初の女性道知事となった高橋氏は19年まで、道政史上初の4期16年務めて、国政にくら替えした。

 前回の19年は、16年ぶりの新人同士の一騎打ちとなり、自民、公明などが推薦した鈴木直道氏が、野党共闘で挑んだ石川知裕氏を退け、162万票の得票で初当選している。

 今回は再選を目指す鈴木氏を自民、公明、新党大地が推薦。野党が擁立した池田真紀氏を立憲民主が推薦、国民民主道連、共産道委、社民道連が支持する構図。鈴木氏は保守道政の継続を訴え、池田氏は堀道政以来、20年ぶりのリベラル勢力の道政奪還を狙う。選挙戦初日は、鈴木氏を自民道連会長の伊東良孝衆院議員、池田氏を立憲道連代表の逢坂誠二衆院議員がサポートして応援演説。今後も中央からのてこ入れ合戦は過熱する見通しで、各党とも総力戦の構えだ。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る