バイオ燃料厳冬期も利用可能 苫小牧港で船舶試験運航 出光

バイオ燃料厳冬期も利用可能 苫小牧港で船舶試験運航 出光

 エネルギー業の出光興産(東京)は23日、バイオ混合燃料を使った船舶の試験運航を苫小牧港・西港で行ったと発表した。北海道製油所(苫小牧市真砂町)から港内で燃料を供給する配給船(99トン)で2月21日~3月3日、燃料として約1キロリットルを使い、厳冬期でも運航に支障がないことを確認した。

 低炭素エネルギーの地産地消を目指した取り組み。セコマ(札幌)のグループ会社・白老油脂(白老町)から、廃食油由来のFAME(脂肪酸メチルエステル)を購入。FAMEは道内コンビニエンスストアなどで回収した使用済み食用油で製造されており、A重油にFAMEを20%以上25%未満の割合で混ぜて燃料にした。

 同社によると、バイオ燃料は、低温時は流動点(疑固する直前の温度)が高くなり、固まるため使えなくなるとされる。しかし、厳冬期の試験期間中はほぼ毎日運航し、既存の船舶設備で使えることを確認した。二酸化炭素の排出量は従来の船舶用燃料と比べて、15~18%の削減効果が期待できるといい、同社は「より大型の船舶での利用や、寒冷地における常時利用を含めた実用化の検討を進める」としている。

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