東京商工リサーチ北海道支社は、2月の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は前年同月比4件増の18件となり、3カ月連続で前年を上回った。うち新型コロナウイルス関連倒産が8件と全体の4割強を占めた。負債総額は18億8300万円となり、前年同月に比べ6・6%(1億3200万円)減少した。
地域別では、札幌市が7件で最多。これに旭川市(3件)が続いた。北広島、室蘭、帯広など6市でも各1件発生した。
業種別では、「サービス・他」が半数の9件を占めた。この他、「建設業」、「卸売業」、「小売業」、「運輸業」で各2件発生した。
原因別では、「販売不振」が15件と全体の8割強を占めた。この他、「他社倒産の余波」、「既往のシワ寄せ」、「偶発的原因」が各1件だった。
道内のコロナ関連倒産は今年2月の8件を加え、累計で212件となった。
2月の企業倒産に伴う従業員の被害者総数は97人。今年1月からの累計では139人となった。
同支社では、コロナ禍の各種支援策が縮小や終了したことから「効果は薄れつつあり、夏ごろには返済開始がピークを迎える」と指摘。2月のコロナ関連倒産8件中、半数の4件が「ゼロ・ゼロ融資を利用した企業」と説明。「赤字補填(ほてん)で利用した企業の業績回復の遅れが倒産として顕在化しており、時間の経過とともに資金が回らなくなる企業がさらに増加することも想定される」としている。
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帝国データバンク札幌支店の調査では、2月の道内企業倒産は15件、負債総額は26億4800万円。件数は前年同月比3件増で、3カ月連続で前年を上回った。負債も前年同月に比べ44・5%増となり、5カ月連続で前年を上回っている。
















