書道 創玄展 準大賞に頓所さん 勝目さんは2年連続特選

準大賞に輝いた頓所さん

 国内最大規模の書道団体創玄書道会が主催する「第59回創玄展」の会員・一科漢字部門で、苫小牧市三光町の頓所美津子さん(68)=雅号・荷葉=が準大賞に、市有珠の沢町の勝目教恵さん(47)=雅号・湖風=が特選に選ばれた。今回の受賞で頓所さんは審査会員から二科審査会員に、勝目さんは審査会員にそれぞれ昇格した。

 会員・公募一科の出品計5178点のうち審査会員(850点)の優秀作品に大賞1点、準大賞20点が選ばれた。漢字部門では8人が準大賞に輝き、道内の受賞は頓所さんのみ。

 頓所さんは2×8尺(約60センチ×242センチ)の紙に、中国の詩人温庭筠の漢詩「宿雲際寺」から七言二句をしたためた。同展が毎年3月に行われることから、春をテーマにした作品を制作してきたが、「今年は別の季節に挑戦しよう」と秋がテーマの漢詩を選んだ。

 日本書道研究会(札幌市)の渡辺美明会長に師事。自宅で小、中学生を指導する忙しい日々の中にも時間を見つけ、練習に励んだ。字の大小のバランスと1行目と2行目の兼ね合いに苦労したが、他の展覧会の作品集も見ながら、体が覚えるまで繰り返し書き続けた。

 準大賞を電話で知らされた頓所さんは、驚きのあまり「本当に私なんですか」と聞き返したという。書の仲間に受賞を伝えると「自分のことのように喜んでくれてうれしかった」と笑顔を見せた。次は5月締め切りの毎日書道展への出品を目指しており、「楽しんで練習に励みたい」と力を込めた。

 勝目さんは公募一科の漢字部門1508点の中から、2年連続で特選に選ばれた。同部門の受賞者33人のうち道内からは4人。

 昨年12月から練習を始め、何景明の漢詩を題材に選んだ。2×6尺(約60センチ×181センチ)の紙に、墨の入れ方やかすれ具合に気を付け濃淡を表現した。

 同じく渡辺会長の指導を受ける勝目さんは「今年も特選に選ばれるとは思っておらず、とてもうれしかった。先生や諸先輩方のおかげ」と喜びを語った。「書道を通じ、貴重な経験や出会いがあった。この受賞を励みに今後も頑張りたい」と話した。

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