タプコプ遺跡出土品指定へ 市文化財保護審議会が答申

タプコプ遺跡出土品指定へ 市文化財保護審議会が答申
答申書を手渡す蓑島会長(左)=提供=

 苫小牧市文化財保護審議会(蓑島栄紀会長)はこのほど、市植苗のタプコプ遺跡の出土品2点を市指定有形文化財にする旨を取りまとめた答申書を市教育委員会に提出した。

 遺物は、1983年に同遺跡から出土した「クマ意匠」付浅鉢形土器と「鉄製品」。土器は底が丸いボウル状で、上部には四足を大きく広げ、土器内部をのぞき込むような形のクマの意匠が付いている。鉄製品は、台座の石に鉄片が付着した墓の副葬品。

 どちらも続縄文時代前半の品とみられており、答申書には「歴史的にも学術的にも重要で価値が高い文化財」との指定理由を記している。市役所で開かれた同審議会の第3回会合で、蓑島会長が福原功教育長に答申書を手渡した。指定されれば、38年ぶり7件目の市指定文化財となる。

 会合ではこのほか、2023年度に文化財周囲の草刈り作業、文化財スタンプラリー、文化財発見ツアーなどを実施し、冊子「とまこまい文化財」の改訂版を年度末に完成させる予定が報告された。

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