苫小牧スピードスケート連合少年団は3月25日、活動の拠点とする苫小牧市ハイランドスポーツセンターで2022年度の卒団式と活動反省会を開いた。団員16人と保護者らがシーズンの活動を振り返り、卒団する永渕心悠主将(啓北中3年)の門出を祝った。
冒頭に同団の金子悟志団長が「心悠、卒業・卒団おめでとう。けがなどで苦しい時期もあったがチームをまとめ、たくさんの成績を残して後輩たちに良い姿を見せてくれた。自信を持って次に進んでほしい。応援している」と激励。在団生に向けては「技術面はもちろん、礼儀・礼節なども成長した。来シーズンも思う存分楽しく競技に打ち込んでほしい」と活躍を期待した。
同団を支援する苫小牧ハスカップライオンズクラブ(LC)の本多弘幸会長は「厳しく大変な競技人生を送った卒団生、誇りに思って次に歩んで。残った選手は先輩がつくった時代を担って頑張ってほしい」と祝福。続いて活躍した各団員の表彰が行われ、盾や記念品が贈られた。団員は一年間の活動を振り返って努力をたたえ、来季の活躍を誓い合った。
1500メートルや3000メートルなどを主戦場に全国大会など経験豊富な永渕。これまでたゆまぬ努力を重ねて数々の好成績を残してきたエースは春から苫小牧工業高等専門学校に進学、同時に競技人生に幕を下ろす。「いつも楽しく競技を続けれたのも団長や仲間たちのおかげ。コーチの方々の指導でここまで成長できたことにとても感謝している。全て出し切った結果なので満足のいく競技人生を送れた」と、氷の張らない屋外リンクを見詰めながら穏やかな表情で話した。
在団生に向けては「これからもつらいことがあると思うが、みんなで力を合わせて頑張ると楽しい。とにかく楽しく滑ることを忘れないでほしい」と力強く語った。

















