59・4%が賃上げ 道内 企業調査 過去最高水準 23年度見込み 帝国データ札支店

59・4%が賃上げ 道内 企業調査 過去最高水準 23年度見込み 帝国データ札支店

 帝国データバンク札幌支店は、2023年度の賃金動向に関する道内企業の意識調査結果を発表した。新年度に正社員の賃金改善(ベースアップや賞与、一時金の引き上げ)が「ある」と見込む企業は前年度比6・8ポイント上昇した59・4%となり、2年連続で増加。比較可能な07年度以降では、過去最高水準となった。

 一方、16・5%の企業が賃金改善が「ない」と回答。前年度(19・2%)から2・7ポイント低下した。07年度以降で最も低い水準だった。

 賃金改善が「ある」とした企業の規模別では大企業が69・4%、中小企業が57・6%、小規模企業が52%。いずれも前年度から賃金改善割合が上昇した。従業員数別では、「101~300人」が71・4%と7割を超えて最多。以下「21~50人」(67・8%)、「51~100人」(63・6%)の順。

 業界別では、「建設」が68・6%でトップ。これに「サービス」が64・6%、「小売り」が60%で続いた。最も低かったのは「不動産」で30・8%だった。

 賃金改善の具体的な内容では、「ベースアップ」が前年度比6・5ポイント増の52・5%で、「賞与(一時金)」が4・2ポイント増の29・3%。「ベースアップ」は07年度以降、初めて5割を超えて過去最高の水準となった。

 企業からは「例年、昇給は4月だが、23年は1月に行い、9月にベースアップをする予定」(給排水・衛生設備工事)、「昨年同様に物価手当として一時金を支給したい」(土木工事)との声が聞かれた。

 賃金を改善する理由(複数回答)では、人手不足などによる「労働力の定着・確保」が75・5%で最多となった。

 一方、賃金を改善しない理由(複数回答)では、「自社の業績低迷」(57%)が最も多かった。

 23年度の自社の総人件費が「増加」すると見込んでいる企業は71・1%で、前年度に比べ4・3ポイント増加。総人件費の増加率は前年度から平均4・24%増加する見込みとなった。

 調査は1月18~31日に道内企業1196社を対象に実施。564社から回答を得た。回答率47・2%。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る