千歳市の支笏湖で4日朝、穏やかな湖面が周囲の景色を鏡のように映し出す「鏡面現象」が起きた。地元の人の間では「鏡」とも呼ばれる。同時に、不凍湖のはずの支笏湖の水面が一時的に結氷し、自然が織り成す神秘的な光景に包まれた。
鏡面現象は晴れて風のない日に、ないだ湖面が鏡となって山々や青空、雲などを上下対称に映す現象で、幾つかの気象条件が重ならないと見られない。
4日午前7時すぎ、透き通った水面に、雪の残る樽前山や風不死岳などがくっきりと逆さに浮かび上がる絶景が広がった。日本最北の不凍湖ながら湖面の約3分の1が結氷し、日が昇って数時間後に解けた。
同市モラップのキャンプ場内で環境省生物多様性センターのカメラがインターネット上で1時間置きに配信している画像データにも、同日の午前5時から同9時まで鏡面現象が記録されていた。
支笏湖ビジターセンターによると、今年は3月22日に初確認。同29日、4月3日に続き、4日で4回目になるという。湖面の結氷については「1月の厳しい寒波で下がった水温がまだ上がり切っておらず、連日のべたなぎに放射冷却現象も重なって起きたのでは」と推測する。支笏湖の鏡面現象は4~5月に見られることが多いが、「予測するのは難しい」と話している。
















