投票率の行方は? 道議選苫小牧市区 「盛り上がり欠く」前回下回る恐れも

投票率の行方は? 道議選苫小牧市区 「盛り上がり欠く」前回下回る恐れも

 道議選苫小牧市区(定数3)は9日投開票まであと2日。立憲民主党現職の沖田清志氏(59)、公明党新人の中村守氏(55)、自民党新人の板谷良久氏(55)、無所属新人の西村俊寛氏(62)=届け出順=の4候補は支持の拡大に努めているが、告示直前まで無風の公算が大きかったため、関係者からは「前回の過去最低をさらに下回るかも」の声も。市選挙管理委員会は投票率を向上させようと、啓発活動に力を注いでいる。

 2019年の前回、苫小牧市では知事選、市議選も過去最低を更新。昨年6月の市長選も、無投票の公算が一転した選挙戦で、投票率は過去最低を更新した。今回の道議選も各候補が票の掘り起こしに努める中、関係者から「急な選挙戦になり、盛り上がりを欠く」などの懸念は強く、得票目標にも影響を与えている。

 沖田氏の陣営は「投票率が上がるとは考えづらい」と分析。「前回(1万8791票)から上積みしたい」と2万票獲得を目安に掲げるが、「投票率は50%を下回ることも考えられる。投票率が上がるように訴えを続ける」と強調する。

 中村氏の陣営は「希望的観測でも前回と同じぐらい」と見積もる。「日を追うごとに反応は良くなっている」としつつ、現職安藤邦夫氏の前回(1万6547票)を踏まえ「最低でも1万6000票は取らないと」と意気込む。

 板谷氏の陣営は「有権者から『選挙があるのか』と聞かれることもある」と反応の鈍さに危機感を示し「投票率は50%を下回るのでは」と指摘。現職遠藤連氏の前回(2万4938票)に対し「一歩でも近づけるよう頑張る」と話す。

 一方、西村氏は「投票率は高くなるのでは」との見方。昨年6月の市長選では1万7412票を獲得。「そのまま自分に入れてくれるとは考えていない」と冷静に受け止めつつ、「当選ラインは2万票」と無党派層の投票に期待する。

◇道議選苫小牧市区の投票率推移
 道議選苫小牧市区の投票率は2019年、前回比1.72ポイント減の52.39%と過去最低だった。直近の過去40年間を見ても右肩下がりで、1983年(81.45%)から30ポイント近く下落。かつては全道市区平均をおおむね上回っていたが、2007年以降は50%台に低迷し、全道平均を下回るようになった。同年以降は候補が定数を1人上回る、少数激戦の構図が続いている。

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