苫小牧市新中野町の看護師髙橋真由美さん(67)が、野崎まゆのペンネームで自身3作目となる小説「再生」を自費出版した。難病や心に秘密を抱えながら生きる2人の男女を軸に、生きることや生かされていることを説いたストーリー。「生きづらい世の中で気持ちが沈むこともあるが、少しでも前を向いて進もうと思ってもらえれば」と語る。
作品は、少女期に虐待を受け、難病に苦しみながら働く看護師の美音と、自身の大きな秘密に絶望しながらも医師として働く宗介が出会う場面から始まる。同じ時を過ごす中で、お互いが抱える苦悩を打ち明けながら2人で歩みを進めていく物語だ。
髙橋さんは看護師として15年、保健師として20年の勤務歴がある。会社を退職後、自宅で過ごす時間が多くなったことを機に憧れだった小説の執筆に着手。2021年に「冬のアサガオ」、22年に「置き忘れたもの」を出版し、次回作を期待する声に押されて3作目に挑んだ。
髙橋さんも20歳と50歳ごろに大病を患ったが、「周りの人が手を差し伸べてくれ、元気に生きてこられた」と振り返る。その経験が作品につながっているといい、「生かされていることへの感謝の思いを託したのと同時に、なぜこの人には心を開けるのか―ということも考えながら書いた」と話す。
四六判118ページ、990円。250部印刷し、1月30日発行。しんどう書店(新富町、三光町)、くまざわ書店(木場町)、サロン・ド・フルベール(日の出町)、お月さまのたね(豊川町)で取り扱っている。
















