9日投開票された道知事選は、自民、公明、新党大地が推薦した無所属現職の鈴木直道氏(42)が、立憲民主推薦、国民民主道連、共産道委、社民道連が支持した元衆院議員で無所属新人の池田真紀氏(50)に大差をつけて圧勝した。投票率が過去最低の51・70%と低迷する中、鈴木氏の得票率は75・63%と道政史上初めて7割を超えた。大票田の札幌で池田氏を43万票以上引き離すなど、179市町村の得票数も全て首位となる完勝だった。
今回の統一地方選では、全国唯一の全面的な与野党対決型となった道知事選。ただ、4年前の前回に比べ中央からのてこ入れが極端に少なく、政策主導の選挙戦に。争点も曖昧なまま終始し、投票率は過去最低だった前回(58・34%)を6・64ポイントも下回り、211万人を超える有権者が投票しなかった。
そんな中、鈴木氏は169万2436票を獲得。初当選した前回から7万1000票余り上積みした。得票率は、過去最高だった横路孝弘氏3期目の1991年の69・82%(205万4453票)を上回った。
これに対し池田氏の得票率は21・44%にとどまり、54・19ポイントの大差がついた。池田氏の得票は47万9678票と50万票を割り込み、野党陣営が前回擁立した石川知裕氏の得票(96万3942票)から半減した。
市町村別では、全道の有権者の約4割が集中する大票田・札幌で、鈴木氏は62万284票を獲得。池田氏(18万8149票)の約3・3倍の票を集めて圧倒した。道内人口2位の旭川市でも、鈴木氏が7万1000票余り池田氏を引き離した。
池田氏は地盤の衆院道5区管内でも苦戦。札幌市厚別区では鈴木氏が4万2084票に対し、池田氏はその4割の1万6522票にとどまった。江別市でも鈴木氏が約2万2000票のリードを広げた。
この他、池田氏の最大の支持母体・連合北海道の基礎票が比較的厚い苫小牧市でも、鈴木氏がトリプルスコアで3万4000票余り池田氏を引き離した。
知名度の高さを生かし、地方遊説を活発化した鈴木氏の選挙戦。全国で最も早く感染が拡大した新型コロナウイルス対策での政治決断など、1期目の実績を道民の多くが支持した格好。3月23日の告示から17日間の選挙戦を経て、13日には当選後、初めて登庁して1期目の公務に復帰する。23日からは2期目の鈴木道政を船出させる。



















