千歳市の工業団地「千歳美々ワールド」へ進出を決めた次世代半導体の国産化を目指す新会社Rapidus(ラピダス、東京)の小池淳義社長は13日来道し、道庁で鈴木直道知事と面談した。9日に投開票された道知事選で鈴木知事が再選したことを受け、小池社長が現状報告のため来庁した。面談は約30分間にわたり非公開で行い、終了後、小池社長と知事が記者団の取材に答えた。
小池社長は「世界に例の無い新しい工場を造りたいと思っている」と改めて強調し、「まだ計画段階であり、今後、どう展開していくか詳細を詰めている」と説明。「国に対しても提案したという段階で、正式に国の認可を頂いてから詳細に説明したい」と述べた。千歳では複数の製造工場を建設する計画で、着工時期の明言は避けたが「直前に迫っている第1棟をどのように造っていくのかを(知事に)説明させていただいた」と語った。
知事は「ラピダス社と情報共有しながら、さまざまな課題解決に向けて取り組んできている」と指摘。「世界に誇れる工場の建設に向け、今後とも密に連携しながら、大プロジェクトがしっかり進むよう全力でサポートしていきたい」との姿勢を示した。
ラピダスは、トヨタ自動車、ソニーグループ、NTTなど国内主要企業8社が出資し、昨年8月に設立。人工知能(AI)や自動運転に伴う2ナノメートル(ナノは10億分の1)相当の微細な次世代半導体の製造を目標に掲げる国策プロジェクト。千歳では2025年前半に試作ラインを稼働させ、27年をめどに量産ラインを立ち上げる計画で、本道で過去最大となる総額5兆円の投資を見込む。世界の半導体市場のシェアが激減した日本の半導体産業の復活を目指している。
















