帝国データバンク札幌支店は、2022年度(22年4月~23年3月)の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は前年比64件(45・1%)増の206件となり、6年ぶりに増加に転じた。うち4割弱(80件)が新型コロナウイルス関連倒産が占めた。負債総額も前年比62・5%増の313億6400万円となり、3年ぶりに前年を上回った。
倒産件数は19年度以来3年ぶりに200件を超えたが、00年度以降では4番目に少なかった。負債総額も00年度以降では4番目に小さかった。
管内別では、石狩が96件と半数近くを占めて最多。以下、上川(21件)、渡島(18件)、十勝(15件)、釧路(12件)、胆振(9件)の順。
業種別では、サービスが42件で最も多い。これに小売り(36件)、建設(33件)、製造(28件)が続いた。
負債額別では、「5000万円未満」が全体の50・5%の104件と小規模倒産が過半数を占めた。
倒産の態様別では、破産が194件で最多。主因別では、販売不振(151件)が全体の7割強を占めた。
6年ぶりに増加に転じた倒産件数の背景について、同支店では▽コロナ関連の「ゼロゼロ融資」(実質無利子・無担保)が昨年9月末で新規受付が終了するとともに返済も本格化している▽この間の原材料価格の高騰に加えて米国金利の引き上げなど内外金利差の拡大により円安が急速に進み、輸入製品の価格が上昇したことで企業の調達コストが増加した▽後継者難、人手不足など企業を取り巻く経営環境は厳しさを伴った―ことを指摘。「こうしたことが企業倒産の反転増加する要因ともなった」と分析している。
◇
一方、東京商工リサーチ北海道支社の調査では、22年度道内企業倒産は214件、負債総額306億4300万円。件数は前年比70件(48・6%)増で、6年ぶりに増加。負債も前年比62・1%増となった。
















