苫小牧スピードスケート連合少年団が活動開始

今季は元気いっぱいな18人で活動する

 苫小牧スピードスケート連合少年団が15日、練習拠点の苫小牧市ハイランドスポーツセンターで今季の活動を開始した。新たに3人の仲間を加え、団員は男女18人に。金子悟志団長は「大幅な自己記録更新と、全国大会での上位入賞を目指してほしい」と期待した。

 同日行われた開団式では「夏から頑張って自己ベストを出したい」(清川侑真)=啓北中2年=、「全道大会で1位を取る」(小野瑛司)=泉野小5年=、「全日本ノービスで優勝する」(平井恒輝)=澄川小6年=と選手一人ひとりが力強く抱負を披露した。

 「少年団としてのまとまりを持たせたい」と金子団長の思いから、団員減少で数年前に消滅していた選手内の団長、副団長制度が復活。小松拓史(青翔中3年)が団長、高橋佑斗(ウトナイ中3年)、平井がそれぞれ副団長に指名された。

 式後は早速陸上トレーニングを開始。1周400メートルのハイランドスポーツセンター外周を7~10周するなど汗を流した。昨季は体力強化のため走り込む量を増やし、スライドボードや鏡を使った技術練習にも力を入れ「飛躍的に各選手のタイムが縮んだ。陸上でできないことは氷上でもできない。モチベーションを維持しながら、夏場のトレーニングを乗り越えてほしい」と金子団長は言う。

 きょうだいのつながりなどで団員は2季ぶりに増加。喜ぶ一方、今季が集大成となる中学3年生や、来春の中学進学でスポーツ活動の分岐点を迎える小学6年生に団員が多い。金子団長は「一気に人数が減るのではないかという怖さもある。これまでの団員募集のポスター掲示やチラシ配りだけではなく、より多くの方に少年団の活動を周知できる取り組みをしていきたい」。市内唯一のスピードスケート少年団、37年目のシーズンが幕を開けた。

 苫小牧スピードスケート連合少年団は団員を随時募集している。対象は未就学児~中学3年生。活動は主に土日、祝日が午前9時~正午、平日が午後5時~7時の週4日程度。ハイランドスポーツセンター屋外リンク開業後は毎日。「初心者大歓迎。まずは見学や体験で足を運んでほしい」と金子団長は呼び掛ける。問い合わせは少年団の金子団長 携帯電話080(1876)9707。

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