聴覚障害者の理解を 苫小牧市が手話言語条例パンフ作成

聴覚障害者の理解を
苫小牧市が手話言語条例パンフ作成
手話言語条例のパンフレット。イラストがふんだんに用いられている

 苫小牧市は市手話言語条例を広く市民に知らせるため、2017年4月の制定以来初めてパンフレットを作成した。簡単な手話や指文字、聴覚障害者が日常生活で困りがちなことなどを紹介しており、障がい福祉課は「条例について多くの人に知ってもらうことで、誰もが暮らしやすいまちの実現を促したい」と話す。

 A5判10ページ、フルカラーで先月発行された。

 手話は聴覚障害者の権利や命を守る上で大切な言語で、まち全体で理解と普及を図るため同条例が制定されたことを強調。「手で話して目で見る言語」であることや、聴覚障害者が手話に加えて身振りや筆談、口の動きを読み取る口話などの手段を用いてコミュニケーションを取っていることなどを説明している。

 また、「後ろから声を掛けられたが気付かずにいるのを、無視をしていると誤解された」「駅や商業施設、災害時のサイレンやアナウンスが聞こえず、情報を受け取ることができない」といった聴覚障害者の生活で生じがちな困り事を例示。「正面から話し掛ける」「周りの人が情報を伝えたり、大きな紙に状況を書いて張ったりする」など、手話ができなくても可能な支援方法にも触れている。

 このほか、50音を指の形で表す指文字や、「おはよう」「ありがとう」「はじめまして」などのあいさつの手話もイラスト付きで紹介。市が作成した手話や聴覚障害に関する動画につながるQRコードも掲載している。

 パンフレットは7500冊作成。市障がい福祉課の窓口や各コミュニティセンター、福祉ふれあいセンター、市民活動センターなどで配布している。

 問い合わせは同課 電話0144(32)6356。

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