航路開設から半世紀を迎え、運航する川崎近海汽船の久下豊社長に今後の展望などを聞いた。
―50年を振り返って。
「長い道のりを歩んできたという実感がある。安心・安全運航を基本に物流や人流の大動脈として地道にやってきたことが今につながっている。北海道の文化や経済にも貢献することができたのではないか」
―少子高齢化が船舶業界に与える影響は。
「少子高齢化の進展は船員の平均年齢の上昇と、なり手不足を招いている。課題の解決に向けて、船の自動運転の研究を進めており、さらなる安全運航にもつなげたい」
―フェリー業界として脱炭素化にどう取り組んでいるか。
「脱炭素化へ向け、どのような船舶燃料を使うべきかを考えるため研究を進めている。LNG(液化天然ガス)やアンモニア、メタノールなどさまざまな選択肢がある。(国が二酸化炭素の中間削減目標を掲げる)2030年が一つの節目になると思うが、われわれが置かれた環境ではどれがいいか検討していく」
―会社運営で大事にしていることは。
「一番は『人』ではないか。社員が『この会社で働いていて良かった』と思える環境づくりが大切だと思っている」
















