苫小牧-八戸 フェリー航路開設50年 記念式典で役割再認識 川崎近海汽船

苫小牧-八戸 フェリー航路開設50年 記念式典で役割再認識 川崎近海汽船
苫小牧―八戸航路の開設50年を祝う記念式典

 シルバーフェリーを運航する川崎近海汽船(東京、久下豊社長)の苫小牧港―八戸港(青森県)航路が開設50年を迎え、同社は26日、苫小牧市内のホテルで記念式典を開いた。地元行政や港湾、経済関係者ら約50人が集まり、物流と人流で苫小牧、八戸両市の発展にも貢献してきた航路の役割を再認識し、節目を祝った。

 同航路は船舶会社シルバーフェリー(現川崎近海汽船)が1973年4月25日に開設。現在、1日4往復8便体制で運航し、北海道と本州の架け橋的な役目を担っている。利用者のニーズに合わせて新造船も投入し、サービス向上と輸送能力の増強に努めている。同社によると、2022年度は約30万人が利用した。

 式典で久下社長は「北海道と本州を結ぶ大動脈として、生活を守る公共交通インフラとして50年の節目を迎えることができた」と感謝し、「フェリーの大型化で輸送量も増えている。運航を支えていただいている方々の支援を今後もお願いしたい」と述べた。

 岩倉博文市長は来賓あいさつで、苫小牧と八戸両市の絆を深める航路として発展に期待を寄せた。

 会場ではシルバーフェリーのPR動画を上映。また、同社は記念事業として苫小牧市内の小中学校に書籍2092冊を寄贈することにし、久下社長から岩倉市長へ目録が贈られた。

 苫小牧―八戸航路は、人流・物流の面だけでなく、両市の関係づくりにも大きな役割を果たしている。両市は2018年に交流連携協定を締結。「はちとまネットワーク事業」としてスポーツ、観光などで交流や情報発信を続けているほか、連携して東南アジアコンテナ定期航路の誘致にも取り組んでいる。航路開設50年を記念し、苫小牧市美術博物館は今年7月から9月にかけて「はちとまの海にまつわる自然と歴史」と題した展示会を企画。フェリーから観察できる海鳥、クジラなど海洋生物や港について紹介する。

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