苫小牧市の新たな食文化を創出しようと、官民連携組織・苫小牧都市再生プロジェクト委員会(会長・岩倉博文市長)が開発したオリジナル調味料「苫小牧クラフトスパイス」が誕生から1年たった。スパイスを使った料理の提供店はこの1年間で3倍に増加。同委員会はさらに増やし、新ご当地の味として普及を図る考えだ。
スパイスは、同委員会が食の新たな地域ブランドを生み出し、観光客の誘客にもつなげるために企画。昨年4月から「スパイス大作戦」と銘打って普及に乗り出した。地元調理人の協力を得て開発し、材料にはオレガノやコリアンダー、ガーリックパウダー、粉末しょうゆ、唐辛子など10種類以上のハーブ、香辛料を使用。どんな料理にも合うよう辛味を抑え、深いうま味に仕上げた。
同委員会はスパイス使用料理を提供する飲食店の認定制度も創設。事務局によると、認定店は昨年のスタート時で約20店だったが、1年たった今年4月20日時点ではレストランやラーメン店、居酒屋など約60店に増えた。カレーやピザといった洋食のみならず、すしなど和食や豚まん、カクテルにも採用されている。
スパイスの存在を広く市民にも周知しようと、昨年7月に公式キッチンカーを用意。苫小牧ミライフェスト、たるまえサンフェスティバルなど市内のイベントでスパイス使用の料理を提供しPRしてきた。また、スパイスの料理を扱う店を紹介する冊子を昨年8月に2万部発行。市内のホテルや道の駅のほか、札幌市のコンビニエンスストアでも配布し、観光客らにアピールしている。
今後の課題は知名度の向上。2年目を迎え、事務局の担当者は「オリジナルスパイスの存在を広く知ってもらうため、PR活動にいっそう取り組みたい」と話している。
















