卓球女子で長く日本代表を支え、五輪で3大会連続メダリストとなった石川佳純(30)=全農=が1日、自身のSNSで現役引退を表明した。来年にはパリ五輪が控えるが、「自分の中ではやり切ったという思いが強い」と決断した。18日に記者会見を開いて心境を語る。
14歳で日本代表入りし、17歳だった2011年に全日本選手権のシングルスを初制覇するなど、若くして頭角を現した。初出場の12年ロンドン五輪では女子団体で銀メダルを獲得。1988年ソウル五輪から正式競技となった卓球で、日本を初の表彰台に導く立役者になった。
16年リオデジャネイロ五輪の女子団体は銅、21年東京五輪の同種目では銀。全日本選手権のシングルスでは5度の頂点に立った。
国内外で活躍した競技生活について、「長い間、世界のトップレベルで戦ったこと、たくさんの夢をかなえられたことを幸せに思う」と記した。

















