帝国データバンク札幌支店は、3月の道内景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月比0・6ポイント増の41・2となり、2カ月連続で改善した。業界別では建設など6業界で改善したが、運輸・倉庫など3業界で悪化した。
全国平均(43・9)との比較では、28カ月連続で下回った。その差は2・7ポイントで、前月から1・2ポイント拡大した。
業界別では、農・林・水産、金融、建設、不動産、製造、小売の6業界で改善。特に不動産は前月比0・7ポイント増の48・8となり、業界では最も高い水準に。建設も3ポイント増の44・7となり、3カ月ぶりに改善。農・林・水産は2カ月連続で改善したものの1・1ポイント増の34・4で、業界では最も低い水準となっている。
一方、運輸・倉庫、サービス、卸売の3業界は悪化。運輸・倉庫は3・6ポイント下降した35・7となり、2カ月ぶりに悪化。サービスも2カ月ぶりに悪化して、0・1ポイント減の44・2となった。
先行き見通しは、「3カ月後」が43・4(前月調査42・1)、「6カ月後」が44・4(同43・8)、「1年後」が44・6(同44・0)で、3指標とも前月調査から改善予想となった。
ただ、個人消費は持ち直しの動きを見せる一方、物価高と人手不足への警戒感が幅広い業界で高まっている。企業からは「思うように人材を確保できない」(メンテナンス・警備・検査)、「官民共に需要はあるが、料金の値上げができず収益を伸長させられていない」(リース・賃貸)との声も上がる。同支店では「北海道の景況感は下振れ要因を抱えながら、おおむね横ばい傾向で推移するとみられる」と分析している。
調査は3月17~31日、道内企業1199社を対象にインターネットで実施。536社から回答を得た(回答率44・7%)。
















