企業版ふるさと納税好調  年々増加 初の2億円超に 苫小牧市

企業版ふるさと納税の寄付額の推移

 苫小牧市への企業版ふるさと納税額が受け付け開始の2020年度以降、伸び続けている。22年度の寄付額は前年度の2倍以上となり、初めて2億円を超えた。寄付件数も同11件増の17件に上り、市は増加要因について「市外の企業が苫小牧のまちづくりや事業に賛同し、関心を寄せていただいているのでは」と受け止めている。

 国が16年度に創設した企業版ふるさと納税は、企業が他地域の自治体の地方創生事業に寄付をすることで、法人関係税の控除を受けることができる制度。自治体は、地域振興の事業に生かす貴重な財源として活用している。

 苫小牧市は20年度に制度を導入し、受け付けを開始した。寄付は主に▽地元雇用の確保・拡大の実現▽子育てと仕事が両立できる社会環境整備▽地元の魅力強化と情報発信による移住促進▽産業競争力と地域ブランド力の向上―を目的とした施策に活用。都市再生コンテンツ創出や多子世帯給食費助成、採用力・魅力創造支援といった事業に生かし、22年度は苫小牧都市再生プロジェクト委員会(会長・岩倉博文市長)の主催で昨年9月に初開催した複合型イベント「トマコマイ・ミライ・フェスト2022」の財源に利用した。

 制度導入以降、寄付額と件数は増加傾向にある。市政策推進課によると、初年の20年度は1107万5455円(件数4件)にとどまったが、21年度には1億176万5982円(同6件)と急増。22年度はさらに大きく伸び、前年度比1億3721万円増の2億3898万1858円(同17件)に上った。

 寄付した企業の所在地は札幌市や周辺自治体、東京など。苫小牧市内に事業所やグループ企業を構え、市と包括連携協定を締結するなど、苫小牧との縁で善意を寄せるケースも目立つ。

 市は今年度も納税額の増加に期待を寄せており、政策推進課は「苫小牧を発展させるため、一緒に取り組んでいただける企業の皆さまの支援をお願いしたい」と呼び掛けている。

 企業版ふるさと納税に関する問い合わせは同課 電話0144(32)6039。

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